震災を受け計画見直し、今春に再提案

 設計は、ジェイアール東日本建築設計事務所(東京都渋谷区)と東急設計コンサルタント(東京都目黒区)、日本設計(東京都新宿区)の3者が担当。ただし、これらビルなどの計画は、東日本大震災を受けて見直しを進めている。

横浜駅西口を南側から見た様子。写真の上部の青いネットを張った部分には以前、横浜シァルが建っていた(写真:山崎 一邦)
横浜駅西口を南側から見た様子。写真の上部の青いネットを張った部分には以前、横浜シァルが建っていた(写真:山崎 一邦)

 横浜市が13年6月に開催した産官学の有識者を集めた会合で、JR東日本は「安全性を高めた構造とするために、建物全体を縮小する方向で検討中」と表明。具体的な見直し計画は速やかに取りまとめたいとしているが、14年1月14日時点で明らかになっていない。

 新しい駅ビルは、当初の計画で2019年春ごろに完成する予定になっているが、市によれば完成時期の変更はない。建物の縮小は、都市計画提案制度で対応する。計画変更の提案を今春にJR東日本から受理する方向で同社と協議中だという。