住友不動産は11月21日、2020年東京五輪の選手村予定地(東京都中央区晴海)に近接して開発している超高層マンションについて、物件内容を発表。モデルルームも公開した。地上52階建て、高さ180mの超高層マンション2棟を建てる。東京湾岸エリアでは複数の大規模再開発が進んでおり、五輪開催を契機に動きが加速しそうだ。

完成イメージ。右の2棟が住友不動産が開発するマンション。その左の1棟は都市再生機構による賃貸マンションで、既に竣工済み。晴海周辺では複数の再開発案件が動く(資料:住友不動産)
完成イメージ。右の2棟が住友不動産が開発するマンション。その左の1棟は都市再生機構による賃貸マンションで、既に竣工済み。晴海周辺では複数の再開発案件が動く(資料:住友不動産)

モデルルームに設けた敷地模型。中央に見える2棟がドゥ・トゥールで、オレンジ色の部分が東京五輪選手村予定地(写真:日経アーキテクチュア)
モデルルームに設けた敷地模型。中央に見える2棟がドゥ・トゥールで、オレンジ色の部分が東京五輪選手村予定地(写真:日経アーキテクチュア)

模型を別の角度から見る。差し棒の先がドゥ・トゥール(写真:日経アーキテクチュア)
模型を別の角度から見る。差し棒の先がドゥ・トゥール(写真:日経アーキテクチュア)

80分の1模型。それぞれの眺望が周囲に示されている(写真:日経アーキテクチュア)
80分の1模型。それぞれの眺望が周囲に示されている(写真:日経アーキテクチュア)

 マンション名は「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」。計1450戸で、単独事業者が手掛ける戸数として湾岸エリアで最大となる。敷地は晴海の再開発地区で、15年度開通予定の環状第2号線に隣接しており、2階レベルの歩道で接続する予定だ。

ドゥ・トゥールのすぐ脇を走る環状第2号線の工事が進む。運河に橋を架ける(写真:日経アーキテクチュア)
ドゥ・トゥールのすぐ脇を走る環状第2号線の工事が進む。運河に橋を架ける(写真:日経アーキテクチュア)

2階のデッキ。環状2号線の歩道に直結する(資料:住友不動産)
2階のデッキ。環状2号線の歩道に直結する(資料:住友不動産)