8mの柱スパンで眺望確保

 免震と制振を併用することで、外周の柱の設置間隔を広げられるほか、梁せいも80cmほどに抑えて開放感を高められる。大地震時の建物の水平変位は、免震構造だけの場合と比べて約15%小さくなる。

平面図(資料:清水建設)
平面図(資料:清水建設)

建物に加わる地震動やねじれを免震と制振で抑えることで、柱の間隔を8mに広げる(資料:清水建設)
建物に加わる地震動やねじれを免震と制振で抑えることで、柱の間隔を8mに広げる(資料:清水建設)

住戸のスパンと柱の間隔とを合わせられる。さらに、柱の位置をバルコニーの内側に寄せて、室内からの眺望を遮らないようにした(資料:清水建設)
住戸のスパンと柱の間隔とを合わせられる。さらに、柱の位置をバルコニーの内側に寄せて、室内からの眺望を遮らないようにした(資料:清水建設)

免震構造だけの場合、レベル2の地震動を1.5~2倍した最大級の想定地震動に対して、建物は免震層の位置で最大60cmほど水平変位する。制振構造と組み合わせることで、変位を15%ほど低減。積層ゴムなどの損傷を防ぐ(資料:清水建設)
免震構造だけの場合、レベル2の地震動を1.5~2倍した最大級の想定地震動に対して、建物は免震層の位置で最大60cmほど水平変位する。制振構造と組み合わせることで、変位を15%ほど低減。積層ゴムなどの損傷を防ぐ(資料:清水建設)