募集を締め切りました。ご応募ありがとうございました。

 日経アーキテクチュアは創刊1000号プロジェクトの一環として、2013年11月10日号で「省エネルギー建築の近未来」(仮題)という特集を予定しています。

 空調や照明などシミュレーション技術の進歩によって、従来は建築設計者の経験や勘に頼っていた「建築の形や素材を決めるプロセス」に、コンピューターを介在させるケースが増えてきました。ただし、コンピューターはあくまで検証のツールであり、それ自体が新しいデザインを提案してくれるわけではありません。エネルギーロスのより少ない建築を実現するためには、これまで以上に建築設計者の大胆な発想が求められるようになることでしょう。

 本特集では、そうした視点で最先端のプロジェクトを取材するとともに、今後のヒントになる架空のプロジェクトを募集し、紹介したいと考えています。(読者の皆さんからの提案のほか、建築家の山梨知彦氏や小泉雅生氏など、編集部からの依頼で考えてもらった提案もいくつか紹介する予定です)

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<募集する建物用途>
下記の建物用途のいずれかについて、従来の建築計画の常識にとらわれない省エネルギー建築をご提案ください。

中規模オフィス/超高層ビル/大規模商業施設/集合住宅/学校/物流施設/工場/大空間施設

(今回の特集では戸建て住宅は取り上げません)

<提案の基本条件>
1)ライフサイクルCO2(建設から廃棄までに排出するCO2の総量)を従来の半分以下に下げる(シミュレーションが可能であればそのデータを資料中に示してください。必須ではありません)。
2)日本国内の都心部もしくは都市近郊に建設することを想定する(ただし、工場については海外での建設を想定したものも対象とする)。
3)すでにある技術、もしくは近い将来に実現する可能性が高い技術のみを用いる。
4)工事単価は従来程度か、多くても2割増までとする。

<参加条件、提出書式>
・年齢、設計経験は問いません。
・資料の大きさはA3サイズで、枚数は問いません。PDF形式で閲覧できるものとし、1ファイルにまとめてください。
・動画がある場合は別ファイルとしたうえで、パースなどPDF形式の資料と合わせてZIP形式のファイルに圧縮してください。
・データ容量はすべてを合わせて10MB以内としてください。
・複数人での共同提案も可。
・1人複数案の提出も可。複数提案する場合は、それぞれ別に投稿してください。

<提出方法>
・下記の投稿フォームからデータをアップロードしてください。

※受付は終了しました

・「テキスト投稿*」の欄で「その他」を選び、その下のコメントスペースに「省エネルギー建築の近未来」と記入してください。複数人で共同提案する場合は、メンバーの名前をコメントスペースにご記入ください。

<提出締切>
2013年10月7日(月)24時

<発表など>
・それぞれの資料に編集部が目を通し、特集の内容にふさわしいと判断したものを日経アーキテクチュア11月10日号の特集内、および同時期のケンプラッツ上で紹介します。
・掲載の際には、提案資料の一部、もしくは提案のポイントとなる部分を再構成して掲載する予定です。また、提案の趣旨について補足質問させていただくことがありますので、ご承知おきください。
・今回の募集は、特集の内容を深めるために行うもので、順位を決めるコンペではありません。賞金はありません。
・提案は未発表のオリジナル提案に限ります。また、資料中に雑誌や書籍、WEBページなど、他の著作物から複写した画像を使用しないでください。
・提案資料の著作権は作者に帰属します。ただし、提案内容の紹介や記事の告知など必要な限りにおいて、日経BP社が提案資料の一部または全部を使用できるものとします。
・応募に関する質疑応答はいたしません。このページに記載していない部分は応募者の自由決定とします。

〈追加情報〉募集する建物用途に「大空間施設」を加えました。