「菊竹スクール」から多くの著名建築家が巣立ったのはなぜか──。日経アーキテクチュアは1月18日に、建築家・菊竹清訓氏(1928~2011年)の足跡を振り返るイベントを開催する(詳細はこちら)。このイベントでは、菊竹清訓建築設計事務所を卒業して活躍するOBが、同事務所在籍時の設計の進め方や、そこで学んだことについて語り合う。
菊竹事務所のOBには、日本建築学会賞作品賞の受賞者が6人もいる。1970年に桜台コートビレジで受賞した内井昭蔵(1958~67年在籍)を筆頭として、長谷川逸子氏(1964~68年在籍)、仙田満氏(1964~68年在籍)、伊東豊雄氏(1965~69年)、富永譲氏(1967~72年在籍)、内藤廣氏(1979~81年在籍)の6人だ。数の多さもさることながら、それぞれの作風が似ていないことも特筆すべきだろう。
このほか、盛岡市の中堅設計事務所、久慈設計を率いる小川惇氏(1956~68年在籍)、従業員数200人を超えるプランテックグループを率いる大江匡氏(1977~84年在籍)、若手建築家の現場指導に飛び回る遠藤勝勧氏(1955~94年在籍)──など、OBリストには多彩な顔ぶれが並ぶ。
1月18日のイベントには、遠藤勝勧、長谷川逸子、仙田満、内藤廣の4氏がパネラーとして参加する予定だ。