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伊東豊雄氏が生涯で最も衝撃を受けた東光園とは?

2012/12/20

多様な要素を鳥居が統合

伊東豊雄(伊東豊雄建築設計事務所代表)

 菊竹さんの、ということではなく、世界の建築も含めて、自分の生涯のなかで最もインパクトのあった建築が東光園だ。

 モダニズムが徹底した時代に、日本の鳥居のような形を直感的に考えた。日本的なモチーフを回顧的なものとしてではなく、近代建築に持ち込んだ。

 東光園には、屋根の造形(シェル)、エレベーターと階段の複雑な取り付き方、上からつられている部屋と下から立ち上がっている部屋……と、いろいろな要素が混在している。それらが強い鳥居というモチーフによって、かろうじて統合されている。

階段室を見上げる。階高の違いがそのまま奥行きの違いに反映されている(写真:磯 達雄)

東側から見た全景。庭園は彫刻家・流政之氏の作(写真:磯 達雄)

7階のレストラン。屋根のシェルが天井に表れている(写真:磯 達雄)

5階の客室。和風建築に不似合いな太い柱梁は室内に表れていない(写真:磯 達雄)

客室の浴室から庭園を見下ろす(写真:磯 達雄)

 大学4年の秋、菊竹事務所で働かせてもらうことが決まった後に、見に行った。工事は最終段階で、遠藤(勝勧)さんが現場を走り回っていた。遠藤さんはとても興奮した様子で、それも印象的だった。上からつっている部屋に案内してもらったら、本当に宙に浮いているみたいだった。

 今でも、もうこんな建築はできないのでは、と思えるくらい力強い建築だ。(談)

宮沢 洋日経アーキテクチュア

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