圧倒的な支持、一級建築士
建築・住宅分野で最も役立つ資格は、前述の通り一級建築士だ。数としては243と土木を含めても圧倒的に多い。2位はガクンと減って29の一級建築施工管理技士、3位が26の二級建築士、4位が10の宅地建築物取引主任者。2桁の回答があったのはここまでで、5位の構造設計一級建築士以下は1桁だ。圧倒的に一級建築士が支持を得ている。
取得済みの回答が多い10種の資格について、最も役立つと答えた割合も調べた。最も高いのは、一級建築士で76.4%。次に多いのが構造設計一級建築士の34.6%。以下、一級建築施工管理技士21.2%、二級建築士15.9%、一級管工事施工管理技士13.8%、宅地建物取引主任者12.5%の順だ。
一級建築士はしばしば「足の裏の米粒」に例えられる。取らないと気持ち悪いが、取っても食えない、という意味だ。とはいえ、多くの実務者が一級建築士よりも役立つと思える資格はないととらえている。建築・住宅分野では、一級建築士の取得を重視する時代がしばらく続きそうだ。