「取得済みの資格」の上位は予想通り……

 アンケートでは「取得済み」の資格についても尋ねた。取得したい資格との関連が明確に出たのは土木分野だ。

 土木分野は、一級土木施工管理技士が226でダントツのトップ。回答に占める割合は、8割近い。2位は技術士(建設部門)で136、3位は技術士補の129だった。

 取得済みランキング2位の技術士(建設部門)は、取りたいランキングでも2位だ。人気の程がうかがえる。取得済みランキング5位のコンクリート診断士も、取りたいランキングで3位と人気だ。取得済みの資格でトップの一級土木施工管理技士は、取りたい資格では22の9位。一級土木施工技術管理技士は取って当たり前、キャリアに差が付くのは技術士やコンクリート診断士とする判断が読み取れる。

土木分野の実務者が、「取得済みの資格」上位10種。トップは一級土木施工管理技士で226。2位は技術士(建設部門)136。3位は技術士補129。以下、測量士が100、コンクリート診断士とコンクリート技士が99で続く(資料:ケンプラッツ)
土木分野の実務者が、「取得済みの資格」上位10種。トップは一級土木施工管理技士で226。2位は技術士(建設部門)136。3位は技術士補129。以下、測量士が100、コンクリート診断士とコンクリート技士が99で続く(資料:ケンプラッツ)

 建築・住宅では、一級建築士が318で、圧倒的に多い。回答者に占める割合は、73.1%に及ぶ。2位は二級建築士で164、3位は一級建築施工管理技士で137、4位は宅地建物取引主任者で80、5位は福祉住環境コーディネーターで65だ。

 上位5種のうち、二級建築士を除く4つの資格は、取得したいランキングの上位10種にも登場している。一級建築士はもちろん、一級建築施工管理技士、宅地建物取引主任者、福祉住環境コーディネーターなどは、人気の資格といえそうだ。

建築・住宅分野の実務者が、「取得済みの資格」上位10種。トップは一級建築士で318。2位は二級建築士164、3位は一級建築施工管理技士137。以下、宅地建物取引主任者80、福祉住環境コーディネーター65、一級土木施工管理技士35と続く(資料:ケンプラッツ)
建築・住宅分野の実務者が、「取得済みの資格」上位10種。トップは一級建築士で318。2位は二級建築士164、3位は一級建築施工管理技士137。以下、宅地建物取引主任者80、福祉住環境コーディネーター65、一級土木施工管理技士35と続く(資料:ケンプラッツ)