記録的な豪雨によって、和歌山県や奈良県、三重県などで多数の人的・物的被害をもたらした台風12号。土砂災害や家屋の浸水、河川の氾濫によって被害は拡大した。台風12号による被害の大部分は「雨」がもたらしたものだ。しかし、今後の台風対策を考える上では「風」への備えも欠かせない。日本建築総合試験所建築物理部の西村宏昭部長は、大都市に立ち並ぶ高層ビル群の脆弱性について警鐘を鳴らす。
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