ゼネコン技術者と唐招提寺金堂の格闘録(前編)

2010/06/07

伝統
竹中工務店
木造
修理
改修
構造解析
唐招提寺
構造解析と補強設計を手掛けた竹中工務店設計部プリンシパルエンジニアの長瀬正氏(写真左)と課長代理の佐分利和宏氏。佐分利氏は現在、近畿日本鉄道が建設を進める阿部野橋ターミナルビルの構造設計を手掛けている。背後の建物が唐招提寺金堂。約1200年の歴史を持つ国宝の建造物だ (写真:日経アーキテクチュア)
構造解析と補強設計を手掛けた竹中工務店設計部プリンシパルエンジニアの長瀬正氏(写真左)と課長代理の佐分利和宏氏。佐分利氏は現在、近畿日本鉄道が建設を進める阿部野橋ターミナルビルの構造設計を手掛けている。背後の建物が唐招提寺金堂。約1200年の歴史を持つ国宝の建造物だ (写真:日経アーキテクチュア)

唐の高僧・鑑真が759年に創建した唐招提寺(奈良市)の金堂では、1998年から2009年まで、解体を伴う大規模な修理を実施した。柱が内側に向かって傾斜するなどの変形が顕著だったからだ。現地調査や構造解析で変形の原因を突き止めて、古材をなるべく傷つけずに修理する。難題に挑んだ竹中工務店設計部プリンシパルエンジニアの長瀬正氏と課長代理の佐分利和宏氏にとって、10年がかりの「平成の大修理」は、ものづくりの面白さを改めて実感する日々だったという。唐招提寺金堂との「格闘」について、2人に聞いた。


木村 駿日経アーキテクチュア

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