戦前の建物で建築的評価の高いものは、取り壊されるとなると、何かしら社会的な話題になる。しかし、戦後の建物は、いつの間にかなくなっているものが多い。日本の建築界が世界と肩を並べた1960年代~70年代のモダニズム建築、あるいはメタボリズム建築(新陳代謝を意図した建築)が、建築界での評価の高さとは裏腹に、一般の人にはほとんど顧みられないまま次々と取り壊されている。
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