「回廊の家」(埼玉県上尾市)のベースとなる照明は、天井からつり下げたクリア白熱電球だけだ。きらめく発光体が空間を浮遊する光景は幻想的だが、照明計画はロジカルだ。ダイレクトに光源が見えるので輝度が高く、球体が360度方向に光を放つため、空間全体を柔らかく照らす。「光が天井にたまり、そこが光のプールのようになるとよい」と、手塚建築研究所代表の手塚貴晴氏は考えた。
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