戸建て住宅に免震装置を採用するうえで大きな問題となっているのは、設置費用の高さだ。現在、低コスト化への研究・開発が進んでいる。民家工房常栄(神奈川県厚木市)の山本常美社長が免震装置の採用を検討したのは、2008年2月のことだ。2世帯住宅への建て替え工事の依頼を受けたとき、施主から「孫たちが成人するまで安心して住めるように、万一の地震に備えて免震装置を入れたい」と要望された。
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