カラフルな家具が並ぶ各社の展示ブースの中で、カッシーナ社は異彩を放っていた。会場構成を担当したイタリアのデザイナー、ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)は、性風俗を描いた浮世絵である春画をデザイン要素として取り入れた。春画の一部を切り取ったモノクロの屏風を舞台装置として使い、新作家具も白色と黒色を中心に展示し、モノトーンの世界を演出した。
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