2006/02/06
東横インの不正改造問題で、国土交通省は2月6日、東横インの全国の系列ホテルの実態調査結果を公表した。系列ホテルがある38都道府県を通じて実施していたもの。国交省の集計によると、調査対象122件(1月31日に完了検査を行った神戸三宮2を含む)のうち、完了検査後に改造が確認されたものは77件。このうち、法令違反が確認されたものは60件に達した。122件のうち5件は、まだ改造や違反の有無など事実関係について精査しており、今後の修正があり得る。法令違反の内容は、建築基準法の違反が37件、ハートビル法の違反は18件、駐車場法に基づく条例の違反が24件あった。国交省は、刑事告発を含めた処分を検討することにしている。
記者会見に臨む東横インの西田憲正社長ら=2月6日午後、国土交通省(写真:本誌)
同社は、高齢者や身体障害者の自立や社会的活動への参加促進を目的とした「ハートビル法遵守委員会」を社内に設置すること、社外の有識者を中心とした「施設法令監視委員会」を新設することなどを打ち出した。詳細は未定だ。
(佐々木 大輔=日経アーキテクチュア)
■国交省が公表した東横インの法令違反の内容(2月6日時点)
建築基準法の違反(37件)
・容積率違反(27件)
・建築確認の手続き違反(8件)
・定期報告義務違反(3件)
・建築基準法に基づく条例違反(3件)
・敷地内の通路幅員の不足(3件)
・階段の手すり未設置(1件)
・防火設備による区画の撤去(1件)
・排煙設備の撤去(1件)
・非常用照明設備に関する違反(1件)
ハートビル法の違反(18件)
・誘導ブロック設置についての違反(12件)
・車いす使用者用駐車施設の設置についての違反(11件)
・車いす使用者用便房の設置にかかる違反(2件)
・出入り口の幅、廊下の段差に関する違反(2件)
駐車場法に基づく条例の違反(24件)
・車いす使用者用駐車施設に関する違反(7件)
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