日経BP社が主催した、クイズを通して住まいの資産価値を高める知識を身に付けられる「住育エンタ!『すまいダービー』」。昨年の8月から今年の1月まで半年にわたり、毎月5レース(1レース10題)計300題の設問が出された。半年間の回答者数は1000人を超え、1レース当たり約200人(191.9人)、延べ5万7680回の挑戦が寄せられた。「住まい」についての広範囲の知識を問うクイズとしては、かなり大規模なものだ。

 全4回にわたる結果報告で第2回第3回は個別の設問に焦点を当て、「すまいダービー」回答者の「常識」「誤解」を探ってきた。最後となる今回は、ランキング上位の参加者の声からクイズを振り返ってみよう(文中で紹介するアンケートの回答は一部を抜粋した)。

自宅改修の経験を駆使して上位に

 今回、全300題を通じての総合ランキング上位30人にアンケートを送付した。そのうち、回答があったのは15人。全て男性で平均年齢は47.5歳だった。戸建ての持ち家が多く、自宅を建てるために調べものをしていて「すまいダービー」にたどり着いたという人もいた。

 高得点者と聞くと、「建築・建設関係者が多いのでは?」と思う人もいるかもしれない。だが、回答があったうち最高得点だった人は住宅には縁もゆかりもない電子部品メーカーの技術者。自宅改修の際にコツコツ調べた知識を試すべくトライして高得点を獲得した。