トリビア9:ドームを見下ろす客室は健在

 トリビア9。ドーム側のホテル客室からは「真夜中のドーム」が見下ろせる。

 改修前の東京ステーションホテルに、日本を代表するあまたの作家たちが泊まって原稿を書いたり、作品のヒントにしたという話は有名だ。なかでもドームに面した部屋は、ドームを上から見下ろすことができ、以前から人気だった。その“ドーム側客室”は、復元後も健在。改修前にはなかった3階のドーム側客室もできた。

ドームを見下ろせる3階客室からの風景(イラスト:宮沢洋)
ドームを見下ろせる3階客室からの風景(イラスト:宮沢洋)

 このドーム側客室、鉄道の運行が終了した後には、薄明かりに浮かぶ“誰もいないドーム”が見下ろせるという。大作家でなくても、何か書きたい気分になりそうだ。