トリビア7:レンガ壁のくぼみは配管の痕跡
トリビア7。発掘跡のようなレンガ壁のくぼみは配管の痕跡。
黒焦げの木レンガとともに気になるのが、レンガを部分的に壊して掘り込んだような部分があちこちにあること。さすがにこれは戦災で壊れた感じではなく、人為的なくぼみだ。何かを発掘した跡のようでもある。
これは、配管などが埋め込まれていた部分の跡だという。当初からの跡なのか、その後の設備改修で掘ったものかは不明だが、いずれにしても、東京駅100年の歴史の一部だ。そうした痕跡も、新しいレンガで埋めたりせず、そのまま見せているのが素晴らしい。
レンガ壁は東京ステーションギャラリーの2階の壁や、階段室でよく見える。「東京駅100年の記憶」展での2階展示室はこんな感じだ。