解答と出題者

(再掲載)問題10 冷暖房費カットにつながるかもしれない「庇」。日当たりの良い南面の窓に取り付ける場合、必要な出幅のサイズはどのぐらい?

 a 窓の高さの5分の1の出幅 ―― 0点(12%)
 b 窓の高さの4分の1の出幅 ―― 0点(32%)
 c 窓の高さの3分の1の出幅 ―― 10点(43%)
 d 窓の高さの2分の1の出幅 ―― 0点(12%)

 ※平均4.3点 カッコ内は回答者の選択割合

 最近は庇のない住宅も多く見られるようになってきました。窓の断熱・遮熱性能は確かに上がっていますが、庇で夏の日射を遮ることができれば、冷房負荷を軽減して省エネにつながります。窓の向きや隣家との距離といった条件によって必要な奥行きは変わってきますが、日当たりの良い南面の窓に庇を設ける場合は、「窓の高さの3分の1の出幅」が10点。夏の日射しを十分に遮りつつ、日照角度が低くなる冬は室内まで光が届く状態をつくることができます。南中時の日照角度は緯度によって異なるので、設計者や工務店と相談して適切なサイズを決めましょう。

 ※全体の平均は60点(100点満点)

出題者

飯塚 豊(i+i設計事務所) - 三次元感覚で住まいを操る間取りの魔術師

 「二次元の間取りづくり」を一刀両断! 住まいの寸法を巧みに操り、光、風の力を取り込み、暮らしやすさだけでなく家族仲までをも操ってしまう、i+i 設計事務所の飯塚豊さん。2014年10月『間取りの方程式』(発行:エクスナレッジ)を刊行予定。平面から立体へ、三次元で間取りを考える能力を授ける「間取りの魔術師」からの10問。

出題者の飯塚豊氏(写真:飯塚豊)
出題者の飯塚豊氏(写真:飯塚豊)

<修正>
各問の解答で、回答の選択割合と平均点を最新データに差し替えました(2015年2月9日17時40分)