英国のリンカンシャー州に2013年末、新しいごみ処理場「Energy from Waste (EfW)」が完成した。

「大草原の小さな家」をほうふつとさせるような分節化された外観(写真:Thomas Graham_Arup)
「大草原の小さな家」をほうふつとさせるような分節化された外観(写真:Thomas Graham_Arup)

 プロジェクトの発注者は、リンカンシャー州議会とWaste Recycling Group(ウェイスト・リサイクリング・グループ)の2団体が一緒になったFEE Environmentと呼ばれる組織で、完成した施設の運営者でもある。施工はCNIMグループというフランスのごみ焼却プロセスの専門チームとクラグストン・コンストラクションだ。CNIMグループは設計にも携わっている。

 アラップは建築関連のエンジニアリング全般を担当し、意匠についてはウィードン・パートナーシップ・アーキテクツと協働した。

外観とは対照的な内部のごみ焼却プロセス部分(写真:Thomas Graham_Arup)
外観とは対照的な内部のごみ焼却プロセス部分(写真:Thomas Graham_Arup)