必須ワードで知る 東京大改造の行方
目次
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リニアは「五輪後」でも品川が熱い理由
羽田増便や上野東京ラインで勢いづく車両基地開発
「リニアモーターカー」──。40代の読者にとっては、最先端というよりは懐かしい言葉の響きかもしれない。1970年代の少年雑誌では、「未来都市」の企画が組まれると必ずと言ってよいほど、高架の上を浮かぶように走る流線形の列車の絵が掲載されていた。
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新国立、深海生物から甲虫へ?
面積2割縮小、尻尾を丸めて羽化の方向探る
アンビルトの女王、ザハ・ハディド──。読者はこのキャッチフレーズと女性建築家の名前は既にご存じだろう。え、知らない? そんな方は筆者が東京五輪招致決定の直後に書いたこの記事をご覧いただきたい。
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“3度の五輪”とも神宮外苑が議論の的に
メーンスタジアムを巡る巨大論争の歴史
見出しを読んで、“3度の五輪”という部分に首をかしげた人が多いかもしれない。2020年の東京五輪、1964年の東京五輪は分かるとして、もう1回は? そして、その度に神宮外苑が議論の的になるとはどういうことなのか?
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五輪で過熱、湾岸マンションブーム
2020年までは価格上昇、「選手村」次第で暴落も
まずは、上の図を見ていただきたい。東京23区内に計画中の延べ面積1万m2以上のマンションを地図上に示したものだ。それぞれの棒の長さは延べ面積の大きさを表す。1万m2以上の大規模マンションが23区内だけで149件も計画されていることに驚かされる。しかし、それ以上に驚くのは、10万m2以上の「超大型」マ…
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湾岸を変貌させる2つの新路線
BRTと地下鉄8号線にかかる期待
戦後間もなく都市計画決定された環状2号線計画のうち、未完だった通称「マッカーサー道路」が実現することで、湾岸地域の自動車の便が大きく向上する──。前回の記事でそこまで書いた。
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悲願の「マッカーサー道路」が起爆剤に
環状2号線延伸で虎ノ門・湾岸の都市力が急上昇
1位:環状2号線・マッカーサー道路、2位:BRT・LRT、3位:地下鉄8号線(有楽町線延伸)、4位:新国立競技場、5位:リニア中央新幹線──。日経BP社が2月3日に発売したムック「東京大改造マップ2020」に頻出するキーワードのベスト5だ。