この年、建築デザインの分野では新たな対立が起ころうとしていた。ポストモダン論争である。きっかけは米国の建築評論家チャールズ・ジェンクスが著した『ポスト・モダニズムの建築言語』(翻訳発行1978年)。ジェンクスの視点で眺めると、日本にも彼の定義するポストモダニズム建築はたくさんある。しかも、従来モダニズムの建築家とされてきた作家の作品にも、そうした傾向は見て取れる。
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