商空間アワード2007/受賞作・ノミネート作
目次
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鍛鉄でつくり上げた時間を超越した店/東京・上目黒のナポリピザ店「聖林館」
商空間アワード2007(50):ノミネート作
オーナーの柿沼進氏による、「ナポリピザの店に全く見えない、時代と様式を超越したグチャグチャなものをつくってほしい」という依頼でプロジェクトはスタートしている。
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すみれの優しさを閉じ込めて造形で表現/東京・渋谷のダイニングレストラン「sumile TOKYO」
商空間アワード2007(49):ノミネート作
3年前、ニューヨークに誕生したSUMILE(すみれ)は、和のテイストをフレンチの手法に取り入れた料理で親しまれ、ニューヨ-カーはもとより、多くの著名人やセレブも足を運ぶダイニングとして成功している。そんなSUMILEの日本1号店である。
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フローリングの色やテキスタイルで空間を緩やかに分節/東京・赤坂のレストラン「Kisala」
商空間アワード2007(48):ノミネート作
エントランスを入り、右手に行くと和食カウンター、その後ろに個室。エントランスの左手にはフレンチのカウンターとシガーバー。四つの異なる空間で構成したレストランだ。
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自然材料をメーンに紫でほんの少しの色気/東京・銀座の「肉割烹 とらじ」
商空間アワード2007(47):ノミネート作
様々な調理法で、牛肉本来の味を提供する肉料理の専門店。焼き肉とはまた違う牛肉料理を楽しめる店として開店した。銀座2丁目のビルの7階にある。
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東洋や西洋と和をミックスしたカクテル空間/東京・赤坂の「SALON BAR YOL」
商空間アワード2007(46):ノミネート作
東京ミッドタウン内にある大型のバー。日本の古くからある材料や技術と、西洋や東洋の材料、家具を吟味して、「空間のカクテル」を目指したという。
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お茶の間みたいに落ち着ける店/東京・西麻布の和食店「お菜屋 わだ家 西麻布店」
商空間アワード2007(45):ノミネート作
歌手の和田アキ子氏がオーナーの和食店。「わだ家」の「わ」は和田氏の和であり、日本の和であるという。デビュー以来39年、ファンや関係者に感謝の気持ちを込めて店をつくりたいという、和田氏の意向で開店した。
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簡素な納まりで色つやのある空間に/東京・西麻布のバーラウンジ「CITABRIA BAR」
商空間アワード2007(44):ノミネート作
レストラン「サイタブリア」の2軒隣にあるバー。フリースタンディング形式のバーで、レストランでの食事の後に来てくつろいでもらうための場所だ。
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扉の向こうに広がる鏡とアートの世界/東京・西麻布のバーラウンジ「clotho」
商空間アワード2007(43):ノミネート作
飲食店を初めて手がけるオーナーから依頼を受け、設計者の森田恭通氏はどんな店をつくるかという「ストーリー立て」から相談に乗りながらプロジェクトを進めたという。
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江戸の酒蔵をイタリアモダンとミックス/兵庫・芦屋のそば店「芦屋川 むら玄」
商空間アワード2007(42):ノミネート作
兵庫県芦屋市の北部、芦屋川沿いにあるそば店。琵琶湖のほとりにあった江戸時代の酒蔵を移築して店にしている。
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坪庭のある民家で楽しむひととき/横浜・戸塚の「ガーデンレストラン 炎」
商空間アワード2007(41):ノミネート作
国道1号に面し、戸塚バスセンターに隣接する民家を改造したダイニングレストラン。
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4ゾーンに分割して巨大空間に変化/品川プリンスホテル内の「リュクスダイニング ハプナ」
商空間アワード2007(40):ノミネート作
品川プリンスホテル内にあるビュッフェレストラン。12年前にオープン以来、行列ができるほどの人気店だ。今後も時代とともに支持される店であり続けるために、ハード・ソフトの両面でどのように改装するかが最大のテーマだった。
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暗闇の中でぶつかり合う材料の質感/東京・六本木のショールーム「TOYO KITCHEN STYLE meuble」
商空間アワード2007(39):ノミネート作
キッチンメーカーのメッセージを伝えるためのコンセプトルーム。システムキッチン以外にも、メンフィスの家具やベネチアの伝統家具、ムラーノガラスのシャンデリアなど、時間をかけて集めたコレクションを見てもらうための場所だ。
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映画のように次々と場面をつなぐ/東京・新宿の「新宿高島屋 環境リノベーション」
商空間アワード2007(38):ノミネート作
百貨店の激戦区と言われる東京・新宿にある新宿高島屋のリニューアル。「高島屋のよさとは何か」を徹底して議論して、進めた改装だったという。
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木の良さを存分に味わう/東京・蓮根の和食店「よし邑」
商空間アワード2007(37):ノミネート作
懐石料理を中心にした和食の店。開業は1970年。店主の代替わりを機に全面改装した。建物の躯体を鉄骨造にして、使いやすく内部を充実させることが設計の目的だった。最大60人収容の大広間、茶室としても利用できる個室まで、しっとりとした和風の店内だ。
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明治時代の建物を生かして「落ち着き」を生む/長野・松本のレストラン「ヒカリヤ ヒガシ・ヒカリヤ ニシ」
商空間アワード2007(36):ノミネート作
長野県松本市の、明治20年(1887年)に建てられた建築が、和食とマクロビオティックのレストランに変身した。建物は、何年か前に、別の目的で修復と改修工事がしてあったもの。まず、それを元の姿に戻すことを基本とし、それが難しい部分は、今回の目的にふさわしい機能に改修している。
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目指したのは「ホテルのなかのホテル」/札幌・北一条西の「札幌グランドホテル」
商空間アワード2007(35):ノミネート作
札幌市内に建つ築70余年のホテル。1階のメーンロビー周辺と4階のエグゼクティブフロアを中心に、18年ぶりの改装である。メーンロビーは、昔からあるオニキスの柱が新しいホテルのシンボルになるように全体を構成。歴史に裏打ちされた重厚感を残しつつ、ロビーラウンジ、レストランも含め、これまでの印象と全く異な…
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和風をテーマにモダンに仕立てる/京都・北山の「北山モノリス」
商空間アワード2007(34):ノミネート作
京都・北山の高野川沿いにあるレストランと結婚式場を収めた施設。「住まいもファッションもおしゃれな人たちが、その延長線上で結婚式を挙げられるようなスタイリッシュな施設をつくりたい」というのが、発注者の要望だった。
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美術館の吹き抜けに浮かぶレストラン/東京・六本木の「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」
商空間アワード2007(33):ノミネート作
日本で5番目、30年ぶりの新設の国立美術館となった「国立新美術館」。アトリウムに、逆円すい形の構造物がそびえ立つ。内部には倉庫やエレベーターといった機能が収まっている。そのてっぺんにあるレストラン。
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彫刻のようなクリスタルな建築/東京・神宮前の「ジ・アイスバーグ」
商空間アワード2007(32):ノミネート作
東京・原宿の神宮前交差点から、明治通りを渋谷方面へ250mほど行った場所に建つビル。「彫刻のようにつくりあげたクリスタルな建築を目指した」とCreative Designers International(CDI)代表のベンジャミン・ウォーナー氏。凹凸を描きながら建ち上がるガラスの壁面が印象的だ。…
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歴史を踏まえた落ち着きと革新/東京・丸の内の「新丸の内ビルディング 店舗共用部」
商空間アワード2007(31):ノミネート作
東京駅丸の内口の正面、「国際ビジネスセンターの拠点」として三菱地所が建て替えた新丸の内ビルディング。低層部にある商業ゾーンの共用部分である。ビルの顔とも言えるスペースだ。