日経アーキテクチュア 2006年1月23日号 内容紹介

建築界「信頼回復」への道筋

偽造事件を受けた制度改正の議論始まる

2006/01/23

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昨年11月17日に発覚した構造設計書偽装事件。姉歯秀次元建築士が犯した前代未聞の愚考は、偽造を見過ごした建築界を窮地に追い込んだ。事件を「特異なケース」と考える建築の専門家は多いが、失ついした社会的信用を取り戻すためには、建築界全体の問題として危急の対策に取り組む必要に迫られている。国土交通省は社会資本整備審議会に基本制度部会を設置し、建築確認制度や建築士資格制度などの見直しに着手した。専門家にも自らアクションを起こして議論を重ね、信頼回復への道筋を見定めていくことが求められている。

浮き彫りになった問題点 偽造を見抜けない建築界のシステム
浮き彫りになった問題点 「事件後」の対応に表れた発注者の不信
浮き彫りになった問題点 「改ざんできる構造い計算プログラムが問題だ」
道筋1 構造計算の二重チェック体制を導入
道筋2 特定行政庁の確認検査機関に対する監督権限を強化
道筋3 補償に向けて賠償保険の加入義務化を検討
道筋4 建築士資格は専門分野別かつ更新制を
道筋5 職能人としてプロの名に恥じない仕事をする

PROJECT NAVI

2006年に竣工する主な建築

CLOSE UP

[建築]
自由な表現を可能にした鉄板建築
MIKIMOTO Ginza 2(東京中央区)

[住宅]
夏優先と眺望重視で 壁と柱をなくす
夢心望(長野県軽井沢町)

[住宅]
70年の隔たりをつむいだ 改修の妙
世田谷I邸(東京都世田谷区)

SERIES

[新連載]
マイチャレンジ[佐藤 淳氏(構造技術者)]
厚さ3mmのアクリル板を構造材に

[連載]
法務[杉山真一氏]
「具体的な要望なかった」とバリアフリーの設計責任を否定

[新連載]
インテリアデザイナーから学ぶ空間演出テクニック [第1回 橋本夕紀夫氏]
古い酒蔵に光のリノベーション

[連載]
昭和モダン建築巡礼[第14回 甲南女子大学(神戸市) ]
つけまつげの “男装の麗人”

SPECIAL FEATURE Next-A

[特集]
グラフィカルアーキテクチュア

[カラー]
エマニュエル・ムホー 東京に触発された色空間

[ストライプ]
泊慶一郎 人と空間を色の帯でつなぐ

[パターン]
田中陽明 オリジナル壁紙で空間を埋め尽くす
野老朝雄 つながりを創造する紋様アーチスト

[プリント]
nendo/佐藤オオキ
印刷から生まれる新しい素材感

[PICK UP]
ギャラリー・間 日本の現代住宅1985-2005

NEWS & INFORMATION

[フロントライン]
事件を解明する解体が始まる

[技術ニュース]
店舖の防煙区画を最大3000?に拡大
新技術・IT(情報技術)/新製品

[情報交差点]
コンペ、講演会、展示会、賞

「日経アーキテクチャ」次号予告/2006年2月13日号

特集:スピード時代の品質確保策

短納期の設計、施工を要求する発注者が増加し、スピードの優位性が受注を左右する傾向が強くなってきた。しかし、建物の品質をおろそかにはできない。発注者の要望に応えつつ、供給側が工夫する様々な品質確保策を研究する。

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